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 マッチ売りの少女

昔 丹波の国に 腹減りの童子と言えるあり。

 いつも 腹を空かして 勉学に励む。

貧しくて 食を得ず。

 童子 翁となりて 腹減りの翁となる。

 いつも 腹一杯に食し、ある日、食欲が無い。

 肝臓が痛い。

 試みに牛丼店に入り、食せば意外とすいすい食べてしまった。

 腹が空き過ぎていたのか、途中から調子が出た。

 糖尿病性食欲不振ではないか。

 祐次は丹波の国の物語を考えてから、

 マッチ売りの少女の話を考えた。

 祐次はマッチ売りの少女なのだった。

 祐次は赤い車に本を積んで、

 山奥の方に売りに行っている。

 其処で希望を聞いておいて また出かけるときに用意していくのだ。

 そのような 古本家業が 祐次の親の代から続いていた。

 さて 真野や者親は、化け物になって、

 丹波の山にトンで行き、

 其処で栗をひらって 生栗食ったら

 出来物が出来て、癌死した。

 一方、魔の山に住む片親は、煎餅を少し食べ、
 ヤクルトを少しのみ

 夕食を待っているうちに 祐次は

 山を降りて町に帰る。

 親は昔 マッチ売りの少女だった。
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