明日の介護 Cafe 2008年04月16日 この先、どれほど屋根が飛び、植物も風に倒れるだろうし、豊かな食料が危機に瀕する。 日本刀の一振りも、手堅い軍備も環境を守れるものではなさそうだ。 施設は鉄筋であり、ガラスが割れなければ、風に飛ぶことは当面無いだろう。 明日はわが身だ、すべての人が施設に興味を持ち、そこから少しでも、国の施策に反映されるアイディアが生まれていくと良いと、 祐次は思った。 親は朝から、大便を発したと思われる。 排便テェック表が、+続きになっていた。 紙パンツのゴムの内側に、汚れが付いていた。 一般に、3日出ないと、下剤を飲ませるという。 4日目に出るはずだ。食事量が少ない。 充分に食っていない。 あまり、下剤は高齢でもあり、好ましくない。 シャワーを試みると、中の水勢だが、 冷たいと言い、熱い、火傷をすると言った。 温度調整は無い。 あとで調べると、やわらか がボタンにある。 これだと、痛くないだろう。 あるいは、もっと水勢も下げる。 掌で、シャワーを受けて試そうと思ったが、 出ない。腰掛けないと作動しない、インテリジェンス設計なのか。 便座に膝を乗せ負荷を掛けると出たかどうか。 食前のおやつを食べたので、夕飯のおにぎりを食べない、 3個中1っ子を祐次が口にした。 柔らかい炊き上がりだ。 某特養では、職員用に硬めに焚いている、 祐次は、そのように考えていた。 PR