一時の世界 なに Cafe 2012年01月23日 2004年03月06日映画の不思議物が紛れて行方しれず。 そんなことはいくらもやってしまう愚かな、生活だ。映画である。映画とは、別れである。2時間、主人公らとともに過ごす。 映画は終わる。悲しい。たそがれ清兵衛は、明治維新(戊辰戦争)で、官軍の 鉄砲に当たって死んだという。 娘が年老いて語っている。両親の墓参りで、ラストシーンとなる。 人力車と、汽車の警笛音だ。近代となった。暗黒の長い近代の中に。 ああ、悲しい。一方、いつまでも映画の中に居られない。映画は終わられ なければならない。よけい、悲しい、別れだ。 映画は、終わることで、現実の別れと終焉を想起せしめるのだ、いつも常に。物の哀れ。 00:22 コメント(0) ページのトップへ*(いちご)* PR