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水の流れ

万葉集

 1141武庫川(むこかは)の水脈を速みと赤駒の足掻くたぎちに濡れにけるかも

 1143さ夜更けて堀江榜ぐなる松浦船(まつらぶね)楫の音(と)高し水脈速みかも


 水脈(みを)はやみ : 速水」?


 楫(かじ)は、櫂である。


{参考 http://www21.atwiki.jp/kuhigasi/pages/17.html
  巻第七(ななまきにあたるまき)
訓読万葉集 ―鹿持雅澄『萬葉集古義』による―

雑歌(くさぐさのうた)}

 時の川の流れを一瞬に留めて息絶えた魚の俎板上に捌く人の無常の”みをはやみ”

 山崎佳代子詩集「みをはやみ」

 参考読売詩月評 和合亮一 「時の川 流れを見つめて」


み は接尾辞 意味は、〜なので


 みをつくし は、くし:杭 船の航路を示す。

 全訳古語辞典 旺文社
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