骨肉 Cafe 2010年01月12日 都心のマンションの24階から私は富士山を見ている。 次男に生まれた私に継ぐべき墓所はなかった。 妻と娘が相次いで亡くなり、骨壷を二つ並べて、居間の本棚に置いていた。 妻は実家の墓所に帰した。 娘と私が同じ墓場に納まるであろう。 息子たちが、何とかしてくれる。 骨と暮らしてきた。 それは、お守りとなって私の暮らしを支えていた。 妻が先立ったが、娘は居てくれた。 また一緒に暮らしていこう、・・ (以上は小説です) PR